keep walking,keep talking

明日、新卒で働いてきた会社を退社する。


やっと開放されるという思いと、これからの不安が実感としてひたひた迫ってきている中で
様々な感情が混在している。


屋上から見えるベイブリッジが好きだった。
風向きによって海から潮の香りがした。
みなとみらいの花火大会は特等席だった。


仕事がハードな時は帰らずフロアの電気が半分消えた中、机で仮眠を取った。
みんなができることがなぜできないんだろうと悩んだ。
初めて大きなプロジェクトに加わった時は、緊張で指先まで震えが止まらなかった。

些細なこと、忘れたいこと、覚えていたい嬉しいこと、数え切れない思い出が
巡っている。


家でワールドカップの日本対パラグアイ戦を観ていた。
Skypeで電話をしながら、電話の向こう側の相手もサッカーを観ていた。
離れた所にいるのに同じ試合を観ていて、twitter上ではすごい速さで応援メッセージが流れていく。
それまで日常会話を挟みながら試合を見ていたけれど
延長戦に入った辺りから無言になった。
PKは怖くて目をつむりたかった。


試合が終わった後切なくて泣いた。
前半後半、そして延長戦の前半後半を戦ってPKで勝負がつくなんて辛すぎる。

明日会社を辞めるという日に、こんな試合が見られるなんて。
最後の最後まで日本は闘った。そしてみんな祈る気持ちでそれを見守っていた。
好きの度合いはさまざまかもしれないけれど、その祈る気持ちに偽りはない。
そしてそれは確実に遠い土地に届いたのだと思う。


人は感情を持っているから、それに目をつむりたくない。
今見えるものはきちんと見たい。
目を合わせるのはこわいけれど、逃げたくないと今日思った。


高校生の時ホームステイしたシアトルの小さな町で
友達の家族と散歩をしながら湖畔を歩いていた。
お父さんがkeep walking,keep talking!と歌うように言った。
その口調を今でも思い出す。



ありがとう、一緒についてきてくれた丈夫な体。
そしていってらっしゃい。
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by telephonelove | 2010-06-30 03:40 | day


NO MUSIC,NO LIFE


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